無農薬米にこだわりつづけて30年、懐かしく優しい味になりました

子どもの食の安全のために。農薬・除草剤不使用のおいしいお米
「農薬を使わない栽培には3年以上の忍耐と強い信念、そして何よりも体力が必要です」と、なごみ園の園主山本さん。子ども達に安心で安全なご飯を食べさせたいという想いから始めた農薬や除草剤、化学肥料を一切使わない自然農法ですが、収穫が安定するまでに、かかった年月はなんと10年。とくに除草剤をやめたばかりの数年は、雑草の草取りに追われ、収穫量が激減。当時は食の安全への関心も低かったため、田んぼなのか荒れ地なのか分からないほどの圃場で作業していると、周囲から「除草剤をまいておけば草とりの苦労などしなくてすむのに」などと、言われたこともあったそうです。それでも挫けることなく続けているうちに土壌が変わり、健康な稲が育つようになり、品質と味が安定。農薬を使わずに育てたお米は滋味深く、現在では「おいしいお米」「昔ながらのなつかしい味」と口コミで広がって、遠くから買いに来るお客様もいるのだとか。




